分離発注とはCM(コンストラクション・マネジメント)方式とも呼ばれており、工事内容や工事費用の透明性が高く、コストも抑えられます。
CMとは、建築の専門用語でコンストラクション・マネジメント(Construction Management)のことです。
英文の頭文字をとって、CM(シーエム)と呼んでいます。欧米では、ほとんどの建物がCM方式で建てられています。
建築主が設計事務所をパートナーに、解体から基礎、大工、外装、屋根、内装まで、実際に工事を行う専門業者と個別に直接請負契約を結んで、建物づくりを進める建設方式です。もとは日本のような大手のゼネコンが存在しない米国でスタートしたものです。
工事内容や工事費用の透明性が高く、必然的にコストも低く抑えられるというメリットがある一方、デメリットも無いわけではなく、工事途中にアクシデントが発生するリスクは、基本的に建築主が負うことになります。
分離発注の場合、建築主が負うリスクを回避する為イエヒトの会員となり、オープンシステム建物補償制度を利用する事をお願いしております。
細かい内容は、お問い合わせいただければ、資料をお送りさせていただきます。
ハウスメーカーや工務店に依頼する場合比べて、設計期間が長くなります。おおよそ5~6ヶ月を標準としています。また施工の工期も前者に比べ1~2ヶ月長くなりますが、それ故に十分な打ち合わせと、丁寧な工事が行われているものとご理解ください。工事代金の支払いについては工事業者が多岐にわたるため、その分回数も多くなります。このあたりは、とても手間と感じられる部分かもしれません。
御施主さん自身が主役の住まい作りの為こういった進め方になります。
家づくりに時間や手間をかけたくない方や、物を買う感覚で住まいを作られる方には不向きな方式と言えるでしょう。
昔と違って、現在法律で定められている最低限の設計業務を行うにしても、設計料がタダというのは無理があります。
設計事務所によっては、極端に安い設計料を提示する場合もあるようですが、工務店や下請けのメーカーからバックマージンを受け取るところもあるそうです。
そのような事務所が金額査定や瑕疵工事などの重要局面で工務店やメーカーに対して強い姿勢で臨めるはずがありません。
残念ながら、設計料をどこかで負担しているか、設計をしっかりしていないかのいずれかと言わざるを得ないです。
施主の立場にたち、健全な業務を遂行するには、お施主さんから頂く正当な報酬がどうしても必要であることをご理解ください。
住宅展示場等はございません。
仕様の決まった住宅展示場は、オリジナルを求める注文住宅御希望のお客様には、ほとんど参考になりません。また、展示場の維持費はとても高く、そういった広告費は、建築コストに反映されてしまいます。その分、建物にコストを使って頂きたいと思っております。
遠慮なく、お断りください。住まい作りは大変長いお付き合いになりますので、やっぱり人間関係はとても大事だと思っておりますまた、こればっかりは実際会ってみないと分からない事だとも思います。住まいつくりを成功させるコツは、人間関係だと言っても過言ではございません。
業者まかせでなく、工事がちゃんと行われているか工事中のチェックが大切です。
特に筋違や構造金物、防水、断熱材など隠れてしまう前に、ちゃんと工事が行われているか確認することが大切です。
不適切な工事が行われていた場合は、やり直しを含めた是正の指示を行ないます。
設計事務所の家づくりでは、お客様に代わって工事中も工事が適切に行われているか監視します。
さらに設計事務所の家づくりでは、重要工程に関してあらかじめ施工計画を確認して、施工ミスや不良工事を未然に防ぐことにも心がけます。