今回は前回の基礎工事の続き、木工事です。
家の出来を左右する、大事な大事な工事です。今回はリフォーム物件ということもあって、プレカットではなく。大工さんの手刻みで行うことにしました。
まず、プレカットとは・・・・・
機械プレカット加工とは、木造住宅の柱や梁の継ぎ手、仕口を従来は墨付けに従って手工具で加工していたものを機械で行なう技術です。最近のプレカット機械は、CAD/CAM全自動機であり、木造住宅の平面図や立面図等を基に加工データをCAD入力し、その情報をCAMに転送して自動的に切削することで加工精度の高い柱や梁、羽板材、パネル等を生産することが可能になっています。
※CAD/CAMとは、
Computer Aided Design/Computer Aided Manufactureingの略称です。
でも今回は開けてみなければわからないリフォームなので、万が一の事態に備えるためにも、昔ながらの手加工(手刻み)に・・・・・・・・・・
昔は、家、一棟何週間も、何カ月もかけて大工さんが刻んでいたんです。
その家に、お施主様に思いがあるように、棟梁にも想いがあったことでしょう。
そんな伝統技術が出来る大工さんが少なくなっています。
我々、設計者はそんな伝統を衰退させてはならないと思っております。
合理的、快適、便利、ローコスト、これらは現代日本住宅建築において必要なキーワードかもしれません。が、そこに日本古来からある伝統、文化、様式なども守っていかなければならないと思います。
次回は木工事、パート2、造作編です。
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